断捨離と私 nobi’s-diary

断捨離はじめました。

本と私

 

過去に出会った本達は今本棚に並んでる。

 

出会った当初は楽しかった。本当に楽しかった。夢中で読みふけって、気が付けば2度3度読む事もあった。しかしもう、彼らと戯れることは無い。多分永遠に。

 

断捨離ズム的には読まなくなった本は処分に回すんだと思います。しかしである。あんなに好きだった本達を捨てるなんて出来るかってんだ!

 

でもこの本棚のあたりの空気が停滞してる感じは否めない。古い本は黄ばみが進みシミも見受けられる。一番の問題は新しい本を置く場所がない事だ。

 

 

 

しばし固まる。

 

 

 

逡巡して言い訳して諦めて納得する。


こと断捨離においては、この『言い訳する』ってのがかなり重要な鍵を握る、という事に最近気付いた。


『貴方を手放す私を許して
もう一緒にはいられないの
貴方にトキメキを感じないんですもの
今まで本当にありがとう
悲しいけれどお別れよ
・・・さよなら』

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という感じです。

 

断捨離再始動した私は処分に回す本達を段ボールに詰め始めた。もちろんお金に変えるためだ。うしし。本の処分は面倒だし捨てるのは忍びない。こんな時はブックオフ・オンライン様に丸投げするのだ。



『スリリングな軍隊モノ小説』

『少しだけエロい小説』

『ほのぼの系の可愛い本』

『当時好きだった芸能人が書いた本』

『買っただけで実践しない美容本』

『写真に詩が添えられたそれはそれは本当に美しい詩集』



最後に本棚の奥から出張っていらっしゃったのは、20数年前に買ったと思われる詩集達。とある作家さんが好きで集めてたんだ。

しばし思い出に浸る。

あの頃あの本屋さんでこの本買う時、あんな事やこんな事があったなぁ。懐かしい甘酸っぱい気持ちまで蘇る。

何度も読んだし大切だった。

あの頃の私はこの世界観に癒され、何度も読んだ。お陰でカバーが擦り切れていたり折れ曲がっていたり。



けれどそれらの本は今、黄ばんでしまいちらほらシミもある。なるほど手に取る事もなくなって久しいのだろう、うっすらホコリをかぶってる。懐かしくて感慨深いものを感じしばらく眺めていて、気が付いた。

正直全く読みたいと思わないのだ。

愕然としたよ。あんなに大好きで何度も何度も繰り返し読んだのに、今は手にとってホコリを払い表紙を眺めるだけで開いてみようとも思わない。別に文面を完璧に覚えているとかでは決してなく、なんなら内容だってあやふやで、挿し絵をチラッと思い出しただけ、なんてのもある。

段ボールに入れるのになんの罪悪感も喪失感もない。



しばし眺めて何故なのか考えた。

多分もう良いんだ。

私はきっとこの本達から得られるものを栄養素として吸い切ったんだと思う。だからもう要らない。



つまり満足を得たんだ。



新しい観点から断捨離を進められる気がした。



そして私の本棚に残ったのは、今大好きなミステリー作家(なのかな?)の伊坂幸太郎さんの作品達。私は読むのが遅いのでスローペースで集めてる最中。楽しくてしょうがない時期。

出会いは確か10年前くらいかな?

とあるラジオ番組にゲスト出演していた彼は『顔写真を見て買うのをやめる人がいたら悲しいな』みたいな事を言っていた。

お気に入りは『死神』シリーズ。

 
死神である千葉さんのとぼけた発言(本人は真剣)や、人間との噛み合うようで噛み合わない会話が大好き。

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

 

 

 

死神の浮力 (文春文庫)

死神の浮力 (文春文庫)

 

 

今は伊坂さんの本があれば何もいらない私です。