断捨離と私 nobi’s-diary

断捨離はじめました。

ある日、突然、断捨離しようと思い立った。

「これ良いなって思う物は値段も良いな」


ネットショップをさまよいつつ苦笑いする。

狭い部屋に溢れる物達のせいで、肩身の狭い思いで毎日を暮らしている私。ベッドにもソファにもテーブルの上にまで、クローゼットに収まらきらない服達が山になって鎮座している。

ホトホト困り果てた私は、当然収納ボックスを増やそうと考えていたんだ。


「でも、ちょっと待ってよ。これ全然着てない服じゃない?引き出し何段占領してると思ってるの?」

あまり着なくなった数年前の服達は、最近良く着ている服達の為に、場所を譲る気なんかサラサラ無いらしい。引き出しにびっちり詰まった服達を睨みつけたところで、何かが変わるわけもなく途方にくれる。

↓↓↓クローゼットの引き出しの現状
《普段よく着る服》の段
《あまり着ない服》の段
《完全に着ない服》の段
《メモリアルな服》の段

(メモリアルな服って何だ(笑)って?いやいやいや、捨てられない思い出の服とか、誰にだってあるでしょ)



それまでの私は収納上手を自負していた。ご丁寧にも使用頻度ごとに分類し、引き出しを使い分けていたんだ。綺麗に整ってるクローゼットが好きだった。

いつの頃からか均衡が崩れ始めた。少しずつ少しずつ、収納からハミ出る服が強い存在感を示しだしたんだ。毎シーズン新しく服を買い足すのに、捨てる事はほぼほぼ無いのだから、当たり前っちゃあ当たり前である。

「着ない服の為にお金を掛けて収納を増やすとかオカシクナイ?」

「うんうんオカシイ、オカシイヨネ」

自問自答する。

なんとか購入ボタンを押したい気持ちを押し留めた私は、ベッドの上の服の山にiPhoneを放り投げる。

混乱して悩んでテンパって、遂にはどうしたら良いのかわからなくなってしまった。困った時はグーグル先生に聞くしかない。『着ない服』についてアレコレ調べてみよう。

そして私は、いくつかの言葉と出会った。

・断捨離
・持たない暮らし
ミニマリスト

ーーーーーー断捨離(だんしゃり)とは、ヨガの「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考えーーーーーー

↑だそうです。


ヨガとか行とはちょっと違うかもしれないけど、とりあえず世の断捨離ストやミニマリスト達のブログを読んだ。

◎スーツケースひとつ分しか物を持ってない旅人

◎リビングに何も置かない主婦

◎毎日ひとつ何かを捨てる会社員

◎定住する場所さえ持ってないノマドワーカー

正直、行きすぎてる感はいなめない。でも彼らが声を揃えて言っている事には「確かにそうだなぁ」と共感できる。

『好きなものだけに囲まれて生活しよう!』

その発想にとても惹かれたのだ。

でも理想と現実は違う。好きな物しか持たないなんて、なかなかできる事じゃない。勿体無いし、後で役に立つかもしれないし、手を加えたらまだつかえるかも。物を抱え込むための理由はいくらでも出てくるってもんだ。

だけど……。

クローゼットに収まらきらない服の山に目をやる。今までの私の中にはなかった野望がフツフツと湧いてきた。

「いつか私もスーツケースひとつで何処へでも行けるミニマリストになりたい」



そうして私は、断捨離する事を決意した。